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フェデリーコは鈍痛のするこめかみを軽く揉み解した。

原因はわかりきっている。たった今密偵から報告された件だ。
ここ最近大人しくしていたと思ったら、あの者達はまたしても騒ぎを起こそうとしているらしい。
しかもその規模は、前回と同じかそれ以上…全く頭が痛んでくる。
ただ騒ぎを起こすだけなら問題はない…いや、あるにはある。
あるのだが、元来お祭り好きな気質の人間が集まっているナポリでは、それは問題のうちに入らない。
…全く、我が国ながらほとほと呆れてしまうではないか!

とにかく、問題は騒ぎの起こし方にある。
前回散々搾られたのを忘れてるのか…またアレをするとは!

「全く…他国に知られないようにどれだけ苦労したか、分かってないのであろうな…。」

フェデリーコは大きく息を吐き、また疼きだしたこめかみに手をやるのであった。



一方その頃、ナポリの一角にある商館街

「と、いうわけで、またやります。」

その言葉に僕は呆れ顔を…見せはしなかった。
正直なところ、まぁやるだろうなとは思っていたのだから。
最近の日課になっている予備帆作りを続けながら、僕は言葉の主のほうを見遣った。
その主は既に満面の笑みを浮かべ、こちらに両手を差し出している。
その意図は…非常に残念な事に痛いほどよく理解している。

「はいはい…賞金提供だろ、わかってるよ。」

そう言いながら銀行宛の書類を書き、商会秘書に手渡した。
こうする事によって商会秘書の手から書類が銀行に渡り、更に銀行から相手方の商会へと直接資金が移る仕組みだ。
商会同士の取引を円滑に進めるための策だというが、その使用目的がこれじゃなぁ…。
ま、副代表という肩書きを利用して私用に使っている僕も僕なんだけど。

その遣り取りを最後まで見届けた後、声の主は礼を言って颯爽と去っていった。
何でも次の無心先が待っているんだとか。
その後ろ姿を見送りながら、僕は軽く息を吐いた。
あのバイタリティと行動力は賞賛に値するな…。
最も、その結果胃を痛める事になるであろう我らが国王のことを考えると、苦い笑いがこみ上げてしまうのだが。

「しょうがないな…とりあえず出来る事からやるか。」


まずは部屋に帰り、クローゼットの奥に仕舞ってある象牙の欠片を取り出すとしようか…。



はいどうも。
というわけで、大麻雀大会第二回です。詳しくはこちらからね。
ユールさんの商会からも8人参加する事になっています。
果たしてどうなる事やら…楽しみなような恐ろしいような(笑)
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|07-03|落描きコメント(2)TOP↑

プロフィール

ユールクース

Author:ユールクース
大航海時代オンラインはZephyrosサーバーでふ~らふら。
天下御免のお針子野郎ここに極まれり。
最近ナポリ近海でよく見かけるとか見かけないとか。

ナポリ木曜市協賛店舗

ユール縫製店/ワタクシことユール
お食事処ペギソハット/ペギソ
五香粉酒家/コリナ
フェルディナン海上運輸/逝けメン様


詳しくはこちらを参照のこと

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